白紙に彩りを添えて

相変わらずメールの返信が遅すぎて、怒りが沸々と煮え立つ訳です。

しかも私の方から送ったのじゃなくて、向こうから送って来た(しかも深夜に)メールの返信が、5日経っても返って来ないんだよ?

全く、やれやれである。

常識や正義に拘ると、心が疲弊するばかりだ。

でも、最早どうでもいい。

他人は所詮、NPCですから。

私が個人の意思で、他人のあれやこれやを変えることは出来ない。

その人間にはその人間の個性があり、私とは違う。

何を常識と思うか、何を当然と思うか、それらは各々で違うに決まっている。

我々は、70億色の微妙に違う色鉛筆みたいなもので。

何らかの色を持って、この世界に生れ落ちる。

良くも悪くも与えられてしまったその色は、受け入れるしかない。

限られた色彩で描かれる世界は、退屈で味気ないものだから。

世界を彩る色調の1つとして、人間の個性が独自の色を添える。

12色の色鉛筆を買って貰った子供が、どの色をも否定せず嬉々として描くように。

どんな絵が出来上がっても、それを受け入れられる人間で在りたいと思う。