好きなものと嫌いなものには、それなりの線引きがある。
好きに振り切れているほど快であり、嫌いに振り切れているほど不快。
その中間の領域は、好きでも嫌いでもないっていうゾーン。
中心に近いほど無色透明。ほぼそれに対して何の感情もない。
好きか嫌いの領域に近付くほど、グレーになる。
グレーは現段階ではどちらでもないが、そうなる可能性が高い。
上記の領域設定は各々で違うので、これが揉める原因になったりする。
ここまでは笑って許せるけど、ここからはイライラし始める・・・みたいなのがある訳ですね、やっぱり。
「お前さー、いくら何でもこれくらいは笑って許せよ」と、当然のように許しを強要するのは、はっきり言って正気の沙汰じゃない。
嫌なものが行く所まで行くと、なぜ嫌いなのか説明できない、生理的に無理っていうレベルに達するからね。そんなもん我慢できる訳がない。
逆に、なぜ好きなのか説明できないほど大好きって場合もある。
なので、下記のような発言は狂気の沙汰です。
「〜が嫌いなのはおかしい。とにかく慣れて好きになれよ」
「〜が好きなのはおかしい。もっとマシなものに変えるべきだ」
こんな無神経でデリカシーのない発言は、金輪際よして下さい。
人間関係に、修復不可能な亀裂が入る恐れがあります。