裏通り名画館で、ひっそり上映中

好きな音楽さえ、まともに聴けないとは・・・。

もういいや、この人生。

この先には何一つ期待などしない。

ただ一切が過ぎていけばいい。

そもそも私を含めたこの世界とは、私の意志で制御できる代物ではない。

自分の思考も感情も含めて、それは不可避なものだ。

全ての出来事は、ただ起きて来る。

その受け取りを拒否することは出来ず、何もかもが豪雨のように身を打つ。

・・・雨とか書いたら、ショーシャンクの空にを思い出したわ。私はあの映画が大嫌いなんだけどね。辛いのは自分の人生だけで十分だし、娯楽にまで苦しみなんて求めてないから。

映画マニアの某友人は、ラストシーンについて熱く語っていたが、私は「はいはいそうですか」しか感じなかったよ、ごめんなさい。

でもまぁ、人生も映画みたいなもんだけどね。

最近は人生をゲームに喩えることも多いけど、ゲームで楽しんでいるシーンが今流れている・・・みたいに、自分の経験を俯瞰して眺めると、それはゲームというより映画に近くなる。

自我と観察者の視点を分離して考えられるなら、これはもう悟ってるも同然な訳で、ハードルはぐっと上がる・・・が、プレイヤーとして現象に一喜一憂するよりかは、俯瞰した位置から「経験」を眺めていた方が生き易くはなるね、間違いなく。

どっちにしても死なない限り、自我は消えない。

自分自身とは、死ぬまで付き合っていくしかない。

多分ずっと「認める」ということを考えてる。

自分も、他人も、世界も、認めるしかないんだって思ってる。

まずは「それでもいい」から。

それが出来たら「それでいい」って捉えよう。

全てがそれでいいなら、今この瞬間に全ての問題は消え去るのだから。

あまねく何もが、それでいいなら。