一生かかっても、この世界の1/100も解らない。
一生かかっても、この宇宙の1/1000も解らない。
解ろうとすればするほど、解らないということが解る。
計ろうとすればするほど、計れないということが計れる。
それでも生きているということの、輪郭ぐらいは掴みたい。
自分とは何かを、僅かでも知り得たい。
未知なものほど興味を惹かれる。
人生とは空白の穴埋め作業だ。
空白に自分なりの解答を当て嵌めていく。
生きれば生きるほど、空白が彩られる。
不恰好でも、美しくなくても、それが死ぬ時に提出する答案用紙。