片道切符

刹那と刹那の間隙にさえ何かを選び取りながら、旅は続く。

悔やもうが嘆こうが、全ては後戻りせず、先へ進むしか道はなし。

そもそも最初に選んだ切符を間違えたんだと思っても、今さら為す術もない。

もはや、終点まで辿り着くしかないのだ。

終着駅に、何が待っていたとしても。