金さえあれば幸せになれる

金だけが人生の全てじゃないと言う人はさ、かなりの健康体で病気もなく人間関係も多分に良好なんでしょうね。

あのね、健康も人間関係も何一つ思い通りになんてならないんですよ。健康に一般人より気を遣って厳しい食事制限やトレーニングをしているプロスポーツ選手だって突然死したり重い病になることなど幾らでもあるし、他人に迷惑をかけないように不快な思いをさせないように精一杯の気配りを毎日している人だって人間関係が常に良好な訳じゃないし、他人のことはそもそもコントロール外の話だしね。サイコパスに囲まれて人生崩壊する人だっているでしょう。本人は菩薩のように善人で徳が高い人であったとしてもね。

その点、金は絶対に裏切りませんからね。ハイパーインフレで札束が紙くずになったとしても、価値のある何かは絶対になくならない。宝石でも金銀財宝でも美術品でも土地でもいいけど、そういう金で手に入るもの、金と交換できる価値のあるもの、便宜上それらを私は金と呼んでいる。

金というのは価値を具現化したものなので、金を持っていれば持っているほど色んな面で有利になる。この前、貧困で病院に行けずに癌で死んだっていうニュースがあったが、それだって金さえあれば解決する話。そりゃいつか人間は死ぬ訳だけども、全く治療を受けられず痛みと苦しみの中で死ぬのと、治療で延命し、苦痛を和らげ、緩やかに死を受け入れる準備が出来るのとでは内容が違いすぎる。

「世の中、金が全て」という意見に同意できない奴は、人間として信用できない。そういう人は何の苦労もなく、何不自由のない生活をしてきた、ウルトライージーモードのお坊っちゃんなんだなぁとしか思わない。