俺の人生、残り全部バケーション

今日で31になりました。

タイトルは人生が秋の気配にしょうかなぁと思ってたけど、何かアホらしくなってやめた。確かに俺の人生は春もなけりゃ夏もなかった。病弱で長生き出来る気もしない。もう人生は秋に足を踏み入れている。でも別に悲しくはないのさ、だって過去が美しくないから。“良かった事だけ思い出して、やけに年老いた気持ちになる”のは楽しく生きてきた証拠ですよ。自分はそういうの何もない。戻りたい過去がない。人生においてのハイライトが一回もなかった。だから年を取るのが怖くない。死に向かっていくことが怖くない。寧ろ嬉しい。死ぬのが楽しみで仕方ない。あのね、もちろん痛いのは嫌ですよ。死というものに対する抽象的な恐怖がないってだけ。

さて、もう残り全部バケーションですよ。そういう気持ちで生きていきますよ。

今までの30年、辛くて辛くて辛すぎた。でもようやく人生も折り返しだ。よくここまで頑張って生きてきたもんだ。とにかく自分を褒めたい。人間の時間の感覚というものは年を取れば取るほど早く感じるようになっていく。思い出してもみなよ、小学校の6年間の永遠にも思えるほどの時間の長さを、朝から晩まで遊んで濃密な一日を過ごした夏休みの長さを、信じられない長さですよ。大人と子供の感覚時間は全く違う。この先何年生きるにせよ、今までの30年より長く感じることはないだろう。ありがたいことだ。もうすぐ死んで楽になれるってことがこんなにも嬉しいとは。

気を抜いて生きましょうよ。

人生なんて、少し長い魂の余暇に過ぎんのですよ。