棒人間の苦悩

よく言われるのが、明日で死ぬとしたら今日という日に何をしようと思うか?明日死ぬと知って是が非でもやりたいことを、今まさにやんなさいっていう恒例の話。

これね、別にマジで何もないんですよ。

そりゃね、日々の細々とした楽しみはありますよ。今日もハンタの36巻が楽しみでした。実際に読んで楽しかったです(文章量と新キャラ多すぎワロタ)、今週に発売したミスチルのニューアルバム、重力と呼吸も良かったです(ヒカリノアトリエとお伽話とこころはどーなった)でもね、何か一時の快楽に過ぎないというか。自分はこのために生きているんだ!これをやるために生まれてきたんだ!っていうのが何にもないのよね。いや、ほんと。

マジでオタクって羨ましい。あいつらに無限の富があれば死ぬまで幸せだろうな。私の場合はなんぼ金があっても、一生のうちで金に困ることがなくなったという事実が残るだけだな。いや、それでいいんですけど、ほんっと些細なもんしか欲しいものがないのよ。欲がないとは言いません。でも生きる歓びになるほどの欲しいものはない。

過度のストレスによる暴飲暴食により体重は103キロとなり、肉体も精神も限界に達し、食欲すらどーでも良くなったからね。今23キロくらい落ちたかな。まぁ、ある意味ゴリゴリと体重を50キロも落としていくってのが今の娯楽ともいえるけどね。正気の沙汰じゃないよ実際。こういうことさえ面白がらなきゃ精神を保てない。

女の子は好きだけど、それは別に性欲というより寧ろ欲しいのは心で、体は金で買えてもね、心は金で買えんのです。これが金の限界なのです。生活するのに金は絶対に必要なのに、本当に欲しいもの、心から信頼できる恋人や友人は金で手には入らんのです。悲しいなぁ。切ないなぁ。金なんてただの紙切れぞ。その紙切れさえ満足にない人生って何なんですか、あんた解るかい?

明日で死ぬのが確定なら、寧ろ今日死んでやるよくらいしか思い付かないですね。いや、これほんと。

普通の人間に生まれなかった棒人間は、こうして一生を棒に振る訳です。