秋がくれた切符

自分は9月生まれだから、9月や秋に関するワードが歌詞に入ってると結構うれしい。

僕らの音の、“君は九月の朝に吹き荒れた通り雨。叩きつけられて、虹を見たんだ。そこで世界は変わった”、これなんかまるっきり若菜さんと出会った衝撃と同じだもんな。実際に会ったのも9月の朝なんですよ。三十路になる誕生日の一週間前。絶望と希望、崩壊と再生、今もまだ世界は変わり続けています。

秋がくれた切符の、“風の匂いもいつしか、秋のものになってた。カーディガン着た君の背中見てそう思う”、これはまるっきりマコとの話やね。出会ったのは秋も深まってきた10月。いつもカーディガン着てるし、日が暮れてきて寒いねって会話もしたしね。

秋がくれた切符で、どこまでも遠くに行きたいね。もう二度と帰ってこられなくてもいい。自分を心配してくれる人も、自分を待っていてくれる人もいない。ただ遠くへ、どこまでも遠くへ行きたい。