ゲームの話74

パワポケって俺が小学生でコロコロを読んでいた時のゲーム記事に載っていたくらいだから、かなりの長期シリーズなんだよな。だいたい一年ごとに新作をだしてシリーズのナンバリングが14まで続いて終了。ほんとはもう一作間に挟む予定だったが、ちょうどDSから3DSに移行の時期で飛ばされたらしい。そのせいでストーリーが駆け足になり、未回収の伏線がいくつか残ってしまった。もっと売れてれば、3DSでもずっとシリーズが今でも続いてたかもね。3DSは未だに現役な訳だし。

そんな小学生が読むコロコロに特集が載るようなゲームになぜこの31の男が今さら(動画で)ハマったのかというとだね、結構シナリオが濃厚なのです。いや、濃厚とかいうレベルじゃない。小学生が対象ということは、当然CERO「A」な訳ですが、どこがAやねんって話。最初はまぁ、コテコテの解りやすい悪の組織レベルが敵なんだけど(でもヒロインはバッドエンドで余裕で死ぬ)シリーズを重ねるごとに話が複雑になりすぎワロタですよ。そもそも野球ゲームで裏社会のシナリオって何やねん・・・まぁ、そこがハマった理由でもあるんだけどね。

そもそも何で興味を持ったかというのは、パワポケファンが親の顔より見てる彼女候補一覧を見て気になったんだよね。若菜さんにちょっとだけ雰囲気が似てる子がいたから。そんで軽い気持ちで動画を見始めたら、いつの間にかどっぷりハマってしまった。

一応、パワポケが鬱シナリオが多いっていう情報だけは前から知ってたんだけど、予想以上に酷いです。もうほんとに酷いです。一部、マジで冗談抜きにトラウマです。でもメロンパンは筒井康隆のパロディだよね?「もしも地獄があるならば、それはジオット・セヴェルスの部屋にある。そこに連れて行かれた者には、けっして死が与えられることはない。ただ永遠の苦しみが続くだけである」これマジ、画像と共に本気でゾッとした。メロンパンが何の暗喩かは言わない。

パワポケは、その辺のエロゲよりもエロゲしていると言われる。実際、その通りだから困る(いいぞ、もっとヤれ)初期の作品ではホテルPAWAなる建物をバックに会話をするシーンにおいて、なぜかヒロインが顔を赤らめる。後期の作品では弾道システムが導入され、あっ(察し)なシーンのあとパラメーターの弾道が1あがる。パラメーター関連では、随所に野球用語を用いての下ネタが展開される。これらは決して邪推の深読みではない。奴ら(制作者)は明らかに狙ってやっている。もう笑うしかない。子供には解らないが大人になって解るというのを作品のテーマの一つにしているらしい。意外と中学生くらいでもそういうシーンの意図が解らないというから、大人が変に騒がなければ、10代でも「?」で終わるのかも知れん。そういう隠された意図に気付くというのもまた人間が成長していく醍醐味であり、大人になった証左でもある。

話が長くて終わらん。また次回。