人という字は右の人が左の人を一方的に支えている

俵万智の話。

オレがマリオ。

助けられてここまで来たよ島ぞうりの鼻緒のかたち人という文字。

シンプルだけどきれいな短歌ですね。

3月11日のことがあって石垣島まで逃げてこられたのは、君が金持ちで自由業だからだよ。

多くの人間は自分の仕事を投げ出して避難することはできない。

そして国のために働いている人たちを非難することはできない。

逃げるのは自由です。

でも逃げられない人が大勢いる。

逃げられない人たちのおかげで日本という国が成り立っている。

助けられてここまで来たよって人生の話だと思ったけど。

ただ単に石垣島まで逃げられましたってそういう話?

それだけの話ならべつに選んで記事にするほどじゃなかったな。

鼻緒のかたち人という文字というのもうつくしいのですが。

なんだかなぁ。

自分と子供だけさっさと逃げておいて、人という字は人と人とが助け合いみたいな話をされていると思うと凄く白ける。

俵万智みたいに金持ちの自由業は結構逃げたんじゃないですか。

怖いもんね。

その気持ち自体が解らない訳ではない。

でもなんか釈然としない。

この本最後まで読めるのかな。

小説じゃないし読もうと思えば一日でも読める。

記事のネタのためにゆっくりと読んでいるだけ。

あまりにも思想が違う人の文章を読むのって苦痛だから。

息子がマリオなら、君はピーチ姫なの?

誰かに助けてもらうのをただ待っているの?

えぇ、人という字はぁ……。