日本中のマンガ家やシナリオライターが、どうすれば人を泣かすことができるかばかりを考えている。
くだらない。
人を笑わせる方が100倍難しいだろう。
とはいえ、俺もどうすればもっと切ない詩が書けるだろうと考えているから根っこは同じなのかな。
ユーモアはたまに挟むくらい。
やっぱりね、人を笑わせるより人を泣かせる方が簡単なんだよ。
パターンが決まっているから。
ジョゼで夢を持った主人公が交通事故に遭って、夢が破れそうになる、そういう奴。
人が悲しい目に遭う、そこから立ち直る、それが泣ける。
泣ける作品は名作ということになっている。
俺はFF10って一ミリも泣けないけど、感動する名作ってことになっている。
俺も同じことをやっているのかなぁ。
詩が短いだけで。
おもしろい詩を全く書かない訳じゃない。
おもしろい詩は難しい。
圧倒的に難しい。
哀愁がないと詩にならない。
秋の海のような哀愁がないと詩にならない。