わたしの夏は永遠に終わってしまったの

俺の20年後の精神障害者YouTuberはジョゼがおもしろかったって言ってたけど。

俺、20年後もアニメがおもしろいと思えるのかな。

すでに、アニメも、ゲームも、マンガも、音楽も、小説も、すべてギリギリ。

小説以外は全部若者向けだからね。

小説だって若い時に読むものだ。

人生に迷い、立ち止まる時に読むものだ。

今さら34歳の俺が読んでも何も響かない。

村上春樹は文章がおもしろいから読めるだけ。

ふつうの小説なんて読めたもんじゃない。

君の膵臓をたべたいなんて、買ったけど10ページでうんざりして閉じた。

俺には趣味がない。

趣味がないのが、あまりにも痛い。

一円もかからないブログを書くという趣味と引き換えに、他の趣味がなんもない。

だから、朝ドラが趣味とかいう訳が解らないことになってる。

たのしくて仕方ないことが何もない。

おもしろいってなんだろうか。

俺には何も……。

34にもなって自分が何が好きなのか解らないとは。

言葉が好きなのは解ってる。

だから、文章を読んだり書いたり、人と会話をするのは好き。

あとは?

結局、祭りのあとの人生なんだよね。

もう、花火は見られない。

わたしの夏は永遠に終わってしまったの。