真っ白な帆を立てて、旅立つ船に乗り、力の限り二人でも漕いでいく。その力を与えたまえ、勇気を与えたまえ。

本当はもう、この戦いの螺旋から降りたい。降りたい・・・けど、正しいのは私だから。だから、戦う。絶対に、戦い続ける。折れない！退かない！！負けない！！！誰が負けるか。相手にしているのは、この私だぞ・・・。昔誰かが歌詞で書いたように、自分が自…

死の宣告をされたから何だというのだ？怖くも何ともない。死の恐怖に震え上がるのは、楽しく生きて来た奴だけ。過酷な日々に身を置いてきた人間にとって、死とは福音に異ならない。死とは全てから許される、たった一つの救い――――時計の針がカチカチと鳴って…

自動車免許の更新。全く乗ってないのに、しっかりと徴収される苦悩。あの二時間の講習は、鬱になる為に行くようなもんだな。事故・・・底知れぬ絶望は、いつ訪れるか解らない。くわばら、くわばら。変わっていくこと。免許証に映っている人は、十年後にどん…

最初から同じだった店長が変わった。あの人がいるこの店だからこそ、私はこんなにも頑張って来られたんだと思う。何回か辞めそうになる危機にも見舞われたけど、それでも踏ん張ったのは、あの店長だったから――もう一度生きる決意をした二年前。死にかけの私…