2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧
この男にもまだ、人を信じていたころがあった。 過酷な流れ、時代の風雪に吹かれ、精神の大地はひび割れ、いつしかすべてを失っていた。 人も、人を信じる心も失った。 なにもかもを失い、身一つとなった。 また人を信じていたころに戻れるのか。 男にただ一…
ゆるやかに、しなやかに、おだやかに。 ストレートに生きなくていい。 バカ正直に生きなくていい。 人間なんて、曲がってるくらいがちょうどいい。 ずぶとく生きるんだ。 口八丁手八丁、あらゆる変化球を駆使して。 どんな手を使ってでも生き残ってやる。
ゆるやかに落ちていく、人生という歳月が。
すべての記憶を、記憶の場所に置き去りにしたい。 とはいえ、今の記憶がなければ、現在の境地にたどりつけなかった。 すべてを捨て、すべてを放棄し、すべての執着をかなぐり捨てることはできなかった。 ゼロに戻りたい。 還りたい。 でもまだ寿命が残ってい…
運命を受け入れることから、すべては始まる。 すべてを受け入れることから、神を信じることが始まる。
あぶれ、あふれて、穴の底。 幸福のイスに座れるのは限られた人間だけ。 すべてのイス取りゲームに敗北した男の末路。
社会との断絶。 これでやっと自由になれた。 なににも縛られない自由を手に入れた。 そしてほんとうに孤独になった。 今はそれでいい。 他になにも考えられない。 先を考えるより、孤独を受け入れる方が今はたやすい。
狂乱するほどの幸福は、死ぬことだけ。 死ぬことだけが、たのしみだ。 この世の誰も、死んだことはない。 死んだあと、どうなるのか誰も知らない。 死んでみたい。 早く死にたい。 どうなる……。
なにかを壊すことはできても、なにかを作り上げることはもうできない。
悲しみはやってくる、打ち寄せる波のように。 歓びもやってくる、打ち寄せる波のように。 なにもかもを洗い流して……。
抗いきれない苦しみだけが、俺の首を絞め続ける。
人生にリハーサルはない。 泣いても笑っても、一度きりのライブ。 一度きり。 一人きり。 とびきりのラストへ向かって……。
今時、ガラケーからスマホにしようか本気で悩んでいるのは俺くらいなもんだろう。 いやね、ガラケー最盛期の末期に買ったガラケーだから、性能もいいし、なにより壊れない。壊れないのが重要なんだよな。だって、壊れないのに買い換える必要ないもの。 けっ…
あと2つだけやることがある。 あと2つだけがんばる。 今年で最後。 今年が最後。
遊ぶように生きて、遊び終えたあとのように死んでいく。
2020年の年間ブログ更新数、500を達成!! 1年で500は頑張った。 どんだけ書くことあったのかって話ですわ。 べつにそんなに感情の大波があったわけでもないし、とくべつなことはなにもなかった年なのだが。コロナも年金生活の俺には関係ないし。 ただ純粋に…
なんでこんなクズばかりなのに、未だ世界が滅亡していないのか不思議だ。 なにが起きてもおかしくない。 今日にも明日にも、大きななにかが。 滅亡の足音が、今にも聞こえてきそうで……。
たった一人の運命の人を失ったんだ俺は。 もう帰れない。 もう戻れない。 もう想像の中にしかいない人。 妄想の中で浮かんでは消える人。
雪に埋もれたスノーマン。 心臓まで凍りついたスノーマン。 誰も知らないスノーマン。 ひっそり消えゆくスノーマン。
苦しみの涙が、悲しみの涙が、いびつな真珠となっていく。
もしこの世に神が存在しないのなら、俺はとっくにダークサイドの虜になっている。
神が存在しているということだけが、俺を正気でいさせてくれる。
こっちの方がマシかと思ったら、南極の方が寒い。
凍りついて死にたい。 カチコチ、カチコチ。 氷結の音だけが刻み続ける。
ただ一人、俺の生きる意味だけが。
頑張るな、考えるな、信じるな、諦めろ、しがみつくな、希求するな、すべてを手放せ。 そうすれば楽になれる。 いつか死ぬのに。 いつか世界中の人間は一人残らず死ぬのに。 なにをあくせく生きるだね。 しょせんすべては、死ぬまでの暇潰し。 ぺったんぺっ…
世界が終わる夢ばかりみる。
頑張ることからも。 考えることからも。
そして怒りだけが残った。
この地球上に俺の居場所はない。