山田詠美の『ぼくは勉強ができない』を読了。十代半ばで何回も読んだ、思い入れのある一冊。このタイミングでまた読み返したのは、友人にあげる本を探していたからだ。結果的には、この小説を選ばなかったけど。何でかっていうと、もっと若い時分に読んでお…

恩田陸の『象と耳鳴り』を読了。何の変哲もない推理小説。いや、それが悪いとは言ってない。最初の頃に読んだ印象が強いせいなのか、恩田陸に普通は期待してない。私はさ、奇妙な話が病的に好きなのよ。この私のツボに嵌る奇妙さ加減を書ける作家は少ない。…

喜怒哀楽を、しっかりと持ってる人間。私達は粘土細工じゃない。操り人形でも、おもちゃでもない。確かにこの世界に立って物を考えることの出来る、人間だ。それぞれに独立した思考観念を持つことを許されている。私とあなたは違うのだ。同じものは無い。そ…

過酷な現実。なのに、夢の中まで過酷ってどういうことだ。情熱は全盛期の半分にも満たない。あの頃のようには頑張れない。それでも日々は続いていくという。一体、どこまで続くのか。仰ぐ天は、どこまで限りないのか。宇宙の果てには何があるのか。宇宙の果…

大ポカをやらかし、一昨日と昨日は死んでた。別に今回が、特別に運が悪かったという訳じゃない。今までのツケが一気に来ただけだ。人の何倍も努力して、やっと人並みの出来損ないのくせに、思い上がるんじゃない。人より劣ってるという自覚があるからこそ、…

寝ても寝ても、疲れがとれない。蓄積疲労が半端ない。長い目で見ても許せないことが多い。エピローグのくせに疲れることばっかだ。とっくにハイライトは終わっただろ。もしかして、まだまだ続く気？プロローグも終わってないとか言うんじゃないだろうな。あ…

なぜ好きなのか？なぜ嫌いなのか？説明するのは難しい。感覚的なものが殆どだし。解らない。解らないことが多すぎる。あんまり考えなくていいんだと思うけど。何で生きてるかなんて神にだってわかりゃしないんだ。理解・・・それでもきっと、何かを解り合い…

知らない街へ行くと、わくわくする。新しい何かが始まる気がする。別にこれから何をしに行くって訳じゃなくても。やっぱり、知らないものがこの世界に存在しているという事実は安心するな。ずっと同じ場所で同じことばっかりやってると、閉塞感に苛まれるん…

向こう側へ進みたい。でも、目の前には壁がある。さて、どうするか？あらゆる手段を用いて、それを破壊しようとする。壊れない。どんな破壊力を持つものでも壊せない。何故なら、それは扉だからだ。力は関係なかった。ドアノブにそっと手を伸ばし、開くだけ…

時に頑なで、時にやわらかい。どうしようもなく疑心暗鬼で、涙が出るほどに純真。移ろい、形を変え、無限に変容していく。つかみようがない。目には見えない。心。それを知りたいが為に、深海まで潜る覚悟はあるか？人の心を解ってあげたい。深い深い海の底…

酔い過ぎ♪ 酔い過ぎ☆ちゃんと生きてますよ、はい。何か、急にイエモンが良く思えてきた。素晴らしい音楽（いや音楽だけではないけど）が、この世界には山のようにある。そのすべてを知るには、人の一生では足りない。だって、どんどん新しいのが生まれるしね…

では、何がクリア条件なのか？隠しボスがどっかに居るのか、あるいはレベルは99以上も上がるのか。正解なんてありゃしない。レベルが上がる程に迷う、人生という大迷宮。リセットボタンも、セーブポイントも、攻略本もない。地図もなけりゃ、コンパスもない…

伊坂幸太郎の『グラスホッパー』を読了。特異な彼の作品群の中でも、かなり変だよこれ。変というか、だいぶ意味が解らない。でも、そういう意味解んないのが好きだから仕方ない。ふつーなものに興味ないし。やっぱ人生のめぐりあわせ、噛み合わせってのは奇…

１２時間眠っても、それでも眠いというのが凄い。疲れてんのか？肉体的疲労はもとより、精神的なものだよな。考えるべきことが多過ぎる。出来るなら逃げ出したい。逃げるってどこへ？物語が退屈でも冗長でも、放り出しておく訳にはいかない。怒っても泣いて…