伊坂幸太郎の『グラスホッパー』を読了。
特異な彼の作品群の中でも、かなり変だよこれ。
変というか、だいぶ意味が解らない。
でも、そういう意味解んないのが好きだから仕方ない。ふつーなものに興味ないし。
やっぱ人生のめぐりあわせ、噛み合わせってのは奇跡だね。本当のところ、現実の方がよっぽど。
一年違っても、一ヶ月違っても、一日違っても、一時間違っても、一分違っても、一秒違っても、何かが変わってくる。
奇妙奇天烈、摩訶不思議。
素晴らしい幸福も、耐えがたい不幸も、歯車がカチリカチリと噛み合って運ばれて来る。
あみだくじのように、いつか選んだ何かは、どこかの何かに繋がってる。
それでもさ、怖れてたら何も始まらないんだ。やるしかないじゃない。