すべてに丸をつけよ

山田詠美の『ぼくは勉強ができない』を読了。

十代半ばで何回も読んだ、思い入れのある一冊。

このタイミングでまた読み返したのは、友人にあげる本を探していたからだ。

結果的には、この小説を選ばなかったけど。

何でかっていうと、もっと若い時分に読んでおくべき作品だなと感じたから。

22歳が改めて読むべきもんでもないな、と。

誰もが通る、多感な時期。それはもう、終わってしまったからね私達は。

いつまでも尖ったガキでは居れんのです。感じやすい子供のままでは。

拒否することから始めるんじゃない。すべてを受け入れることから始めるんだ。

だからそう、すべてに丸をつけよ。