2009-04-27 象を見ると嘘がつきたくなる 恩田陸の『象と耳鳴り』を読了。何の変哲もない推理小説。いや、それが悪いとは言ってない。最初の頃に読んだ印象が強いせいなのか、恩田陸に普通は期待してない。私はさ、奇妙な話が病的に好きなのよ。この私のツボに嵌る奇妙さ加減を書ける作家は少ない。どうか私をもっと、わくわくさせておくれ。説明不可能な不思議が存在する限り、楽しさは終わらない。