9時間耐久レース

久々に友人と会って話す。

素直にファミレスとかに行けば良いんだが、テンション上がると声がでかくなる、大爆笑する、っての確実になるので、周囲の白い目を避ける為に私の家で。

ご存知、屋内の砂漠でネ。

この暑さは、一度体験しないと解らないだろな。文明の利器(扇風機)のありがたみ(生命線)が良く解る部屋なのだ。

前もって「限界なら、手遅れにならない内に言えよ?」と命に関わることを示唆。

人はそれを無謀と呼び、私はそれを挑戦と呼ぶ。

それは、朝の10時からスタートした。

皮膚病って何やねん?から始まって、雑談を延々と続ける。

昼は、マック、アイス、チューハイという異様な取り合わせ。

外の方が、部屋の中より遥かに涼しいというね。戻ってきた時の、部屋と廊下の温度差といったら(´д`)
もわわ〜ん攻撃を喰らい、若干の戦意喪失。

比較的に涼場な入り口付近にアイスを置き、まずはチューハイで乾杯!

暑い場所で喰うと、美味くネ?という事に気付く。冷房がガン利きの場所では、味わえない良さを確認。

マックを片付け、アイスに取り掛かかろうとカップに手を伸ばすと、不吉な感触が手に伝わってくる。

「溶けてるよ!!俺のスーパーカップ(チョコミント味)がぁっ!!」

絶叫、絶句、阿鼻叫喚。急いでカップを開くと、溶けたのが流れ出す。
「ぬぁ、ビニールを敷かねぇと、うぎゃ、うわ・・・」

大半が溶けたアイスを、大慌てで口に流し込む。
「1分で喰い終わっちまった。アイス喰う最速記録を塗り替えたぜ・・・」

たかだが10分で、ギン冷えのアイスを液体に戻すとは誤算だ。

そして毎度のように「すきっ腹に、アルコールから入れちゃダメだよな」という反省する私達。どうも、最初は「乾杯〜♪」からだよな?という固定観念に取り付かれているらしい。ハライタス・・・。

開始6時間、ついにギブを宣言する私。
「とりあえず、クーラーがあるとこで涼もう・・・」

病院に担ぎ込まれたかのような按配で、夏の必須神器の素晴らしさに浸る。

回復したところで、私の部屋に帰還。家族が近くに居ると話がしにくいからな。

そんなこんなで時は経ち、合計9時間に及ぶ耐久トークは、幕を閉じたのであった。

温暖化の余波は、こんな都会の片隅にも起きているのだ。