僕ら皆同じ夢を見てた、過ぎ去る1ページの

リトバス総評。

今回は、歌曲>ギャグ>BGM>シナリオ、って感じだな。

歌曲の良さは、ずば抜けてる。Song for friendsは、最初聴いた時泣くかと思った。やはり、切ない曲を書かせたら麻枝の右に出るものはいない。

ギャグに関してはマックスだな、その為だけでも買う価値あり。

BGMは、ヘルプがほとんど書いてるけど一定以上のクオリティは保ててる。

さて肝心のシナリオだが、これがちょっと響かなかったかなぁ。悪くはないけど、クラナドには届かなかった。

ファンタジー要素(奇跡)の入り具合が納得できなかったのか。あんだけ超自然的な存在に助けられておきながら「これは僕らの努力で解決できた」ってのは説得力に欠ける。

まーでも、全体的に攻めの姿勢で「どんな過酷も乗り越えてみせる」っていうのは良かった。

しかしやっぱ、海と夕焼けってのが象徴的にでてくるよなぁ。私も小説や詩でよく用いるけど、“始まりと終わり”っていうのが良く表れてるからなんだと思う。

他者を助けることが、結果的に自分を救うことに繋がるっていう強いメッセージも伝わってきた。

いずれにせよ、これから飛び立とうとしてる私にとっては、非常にタイムリーな作品だった。

出逢いに勝る価値なし。涙を流すほどの別れには、意味がある。