村上春樹の『アフターダーク』を読了。
三人称の小説自体が珍しい上に、語り手が神のような何か。
ハルヒに出てきた、宇宙の情報統合思念体が思い浮かんだな。
人に直接干渉することを許されない観察者ってことは・・・というか、この小説は不可解すぎる。ん?いつものことかw
たぶん言いたいのは、孤独や暴力が生み出す底知れぬ闇みたいなもんかな。
何かこう“次の闇が訪れるまでに、まだ時間はある”という跋文に、すべては集約されている気がする。
悲しみは繰り返すのかもしれない。それは同時に、歓びもまた繰り返しやって来るのだということ。
日は沈んでも、必ずまた昇る。