これ以上何を失えば、心は許される

ふー、13日ぶりの休み。21の男は、この程度で潰れてはダメなのだ。

寒くなってくると、バイト始めてからそろそろ一年だなぁと思う。

二十歳からの一年。正直、色々あり過ぎて疲れた。実際の人生は、小説を遥かに凌駕する不思議さの連続。

少しずつ読み進めていく物語の続きがどうなるのか、人には何ら知る術などない。ただ幸福な結末を迎えられるよう願うばかり。

多くのものを失ったが、失った分だけの何かを手にすることが出来るのだろうか。

今、この両手は空になった。新しい何かにふれたくて、この手を伸ばす。