瞬間の大輪

花火が打ち上がって。

大きく花開いて。

消える。

一瞬の為に生きて。

一瞬の為に死ぬ。

花火は見ない。

音だけを聞く。

私は、キーボードを叩くのに忙しい。

あくせくと過ごして、それが何に成るというのだろう。

生きる事はまるで、夏の夜の夢花火。