心に浮かぶ月は、生涯消えることは無い

中秋の名月を見逃した。

軽く寝るつもりが、起きたら朝だよ。

私の休日は、寝る為に存在しているようなもんだからな。

一昨日の月は見たし、今日の月も見るだろうけど。

夜にバイトへ行く時、いつも空を見上げるんだ。

夜空に輝く、一番大きな星を見つめる。

雨が降り続く夜も、雲が空を覆い隠す夜も、私にはいつも月がある。

太陽の下では、解らない。

陽の当たる世界では、気付けない。

闇を抱え続ける私だから、君という月明りを見つけられたよ。

いつからかその光が、夜と朝をつなぐ架け橋になった。