和解

ほんの数日前まで、世界で一番嫌いだった女。

仮に、イブとする。

2年前に大ゲンカしてから、まともに口も利いてなかった。

5コも下の女の子にブチギレて、大泣きさせるってのもね・・・・。

私にも当然、非は在る。

事情をよー知らん連中から見れば、完全に「お前が悪い」ってなるんだろうけどな。

でも、そんなに簡単な話でも無い。

・・・。

イブの耳にも、私が辞めるって話が入ったようで。

私が帰ろうとしたら、呼び止められた。

ほんっと、久々に・・・色んな話をしたよ。

イブだけじゃなくて、他にも2人女の子が居ので。

気負いなく、話がし易かったようにも思う。

いつもは口には出さないけど、本当はこう思ってるんだって話を幾つも出来たし、いい機会になった。

驚いたのはイブの口から、辞められると淋しくなるとか、週一でもいいから居て欲しいとか、そういう言葉を聞けた事。

もっと驚いた・・・というか、驚愕したのは。

「好きでした」って言葉←過去形なのがポイント。

いや、ホント・・・はぁっ!?って感じ

あれだけ仲が、悪かったのに?

私の事が、大嫌いだったのに?

何がどうなると、こうなるんだっていう・・・。

そして過去記事、「攪乱」「予測不能スイッチ」に繋がる訳です。

・・・。

何か話の流れで、藤子・F・不二雄の短編集を貸す事になったので。

少しは、仕事以外の話もしてみるか。

その内、2人だけで話す機会もつくるよ。

・・・。

「このまま辞めたら、送別会は無しですよ」とか、勘弁してや。

私は、君らが思っているよりも遥かに、肉体も精神も磨耗してるんや。

・・・。

悔いの無き人生を全うするには、想っている事を残らず伝えなきゃね。