未だ来ぬ明日、未来

連日、友人らと長時間に渡り語る日が続いている。

しばらく、まともに話をしてなかったからなぁ。カウンセリングを別にすれば。

読書と書き物が会話を代替するものとはいえ、実際に声を交わす事とは程遠い。

誰かと話すと、自分だけでは解らない気付きが多いしな。

自分とは縁遠い人間の方が、面白いことを言ってくれる。

面白いって書くと、語弊があるかな・・・まぁ、自分の脳からは決して弾き出されないであろう言葉であり、気持ちであり、考え方を知ることが出来るってこと。

腹が立つことを言われても、新鮮なニュアンスを含んでいる場合もある。

同じメンツとばかり話すとね、いつしか予定調和が生まれてしまうんです。

ここは肯定、あれは否定っていうお決まり。

それが自分と掛け離れた奴と話すと。

ここは否定、あれは肯定っていう意外性。

逆転現象が起きたりする。

自分の中で、当たり前だと思っていたことに対して。

「いやお前、それ違うよ」と言ってくれる有り難さ。

勿論、は?ふざけんな!って思ったりもする。

でも、これもまた重要なことなんだ。

物事に唯一の正解など無い――それをたまに、忘れてしまうから。

常識だと思っていたことを否定されりゃ、嫌でも思い出すわな。

・・・。

私は、私。

人は、人。

全く違う誰かと誰かが、出会う時。

新しい何かが始まる。