火の花が散る

8月が終わる前に、花火をやっておいた。

9月に入っても暑い日が続くけど、やっぱり花火は8月までって感じ。

花火を買いに橋向こうのドンキホーテまで行くことになった訳だが、久々に自転車であの乗り方をしたら・・・完全に私の体力が、オワコンであることが判明。

花火やるのとか、10年ぶりくらいだな。

もう何年も、ねじの切れた人形状態だったからね。

表情は笑っていても、心の中は冷え切ってしまっていて。

今でも虚無感に苛まれることは多々あるが、それでも私は楽しんで生きることを選びたいと思っているんだし、積極的に楽しもうとしない人生など砂粒ほどの価値もないって解ってる。

だから私は誰かに会いに行って、誰かと何かを共有して帰って来る。

人と関われば感情が刺激されて、喜怒哀楽がこれでもかと溢れ出す・・・それでいい、それでいいんだ。私は血の通わない粘土細工じゃない。

瞬く間に消えてしまう灯りでも、今だけは愛おしく見つめていたい。