未来の話

何となくこの前、鬼が含まれる慣用句を使ったら。

鬼と思うって、凄く似てるなぁって。

心が歪んで角が生えると、思うが鬼に変わってしまう。

漢字はよく出来てます。

特に心が含まれる漢字は、色々と気付かされる。

来年の話をすると、鬼が笑うんだそうで。

先ばかり見ず今に集中しなさいという、古来よりの教えなのか。

“「鬼が笑うなら」それもいい。いつか僕らも一緒に笑えばいい。あきれるくらい未来の話をしよう、このまま”

はるまついぶきの歌詞が、何となく思い浮かぶ。

明日には死んでしまうかもと、刹那的に生きるより。

遠い世界を夢見ながら、未来を思い描くのもいい。

年を重ねる度に、自己防衛の言い訳が上手くなっていく。

当たり前の顔をして、本音を握り潰してきた。

それならば、せめて。

心の中でくらいは、好き勝手に思う自由を許そう。