窓に背を向ける時、もうそこに月はない

観測している時にしか、そのものが存在していないと思えば。

今この瞬間にフォーカスしているものだけが、存在することを許されている。

それなら、見たいものだけ見ればいい。

フォーカスしなければ、初めから無いも同じ。

感情もまた同じで、あらゆる感情が転がっている中で、何を拾うか。

拾い上げたものに感化され続ければ、ずっとその感情から逃れられない。

その感情が不要だと思うのなら、放り投げてしまう。

視界から消えればフォーカスすることは出来ず、無いも同然。

今何を見たいのか?今何を感じたいのか?

今が全て。

過去を悔やんでも、未来を憂えても、それらは今に無いもの。

今に無いものを拾い上げていつまでも苦しんでいるのは、愚の極み。

それよりも、今感じられる楽しさや歓びに焦点を合わせた方が利口。

嫌だと思う何かと実際に対峙した時に、初めて不安が過ぎるのは致し方ないことだとしても・・・その瞬間がまさに訪れるまでは、お預けにして構わないだろう。

今と関係がない思考は、殆どの場合ただの無駄。

下手の考え休むに似たりって、昔の人も言ってますわ。

今に生きるとは、簡単なようで難しいけど。

これを実践し続けることが、真に価値ある人生の創造だろう。