裁定

何が正しく何が誤りかを、本当の意味で見極める為には。

可能な限りの情報を全て入手した上で、自分の頭で考える。

他の一切に左右されることなく、自身の思考と感性だけで裁定を下すことだ。

それはつまり、自分の中にしか真実は存在しないということ。

客観的な事実などといった、あやふやなものに用はない。

他人から与えられたものは、いつでも虚偽である可能性を孕む。

自分だけの真実さえ、握り締めることが出来れば。

確かに人は、生きていけるということ。