いつか手放して、崖の下に落ちていったもの

純粋さと勇気だけは、手放したら二度と返って来ないな。

昔と同じことをやろうとしても、どうしても無理している感じがする。

フィクションをリアルに持ち込んでいるような、ぎこちない有様。

綺麗な感情は失って当然の世の中だから、初めから不要だったのかもな。

生き残るための本能。

断崖絶壁で、大切な人の手を放したような・・・そして落ちていく様を、どうすることも出来ず見つめているような・・・そういう何とも言えない気分になる時もあるけど。

大事なもの全てを守り抜いて生きられるほど、人間は強くない。