不完全の肯定

自分ルールを作りすぎると、いつの間にか自縄自縛で身動き出来なくなる。

自分の中の決め事は、常に曖昧にしておく。

AでないならBでもいい、Cでも受け入れるしDだって構わない。

これと決めた唯一に拘ると、頓挫した時にっちもさっちもいかなくなる。

別の何かでもいいなら、あみだくじのように可能性が広がっていく。

完璧な存在になんて、初めから成れる訳がないのだから。

自分が完璧でないのなら、当然のように相手も完璧ではない。

完全無欠など求めても仕方ないし、そんなものは有り得ないんだ。

人間なんて凸凹だらけの欠陥品だけど、だからこそ愛しくも思える。