山の行より、里の行

はっきり言って、山の中で修行するより、人間社会で暮らす方が辛い。

人間たちに揉まれながら生きる方が、遥かに苦しい。

ちょっと悟った気になっている奴に限って、「私は何もいらない」とか言い出すが、お前が着ている服も、お前が食っている飯も、お前が住んでいる家も、社会が全て提供したものだろうが。

何もかも、どこかの誰かが汗水を流して与えてくれたもんだろうが。

山の行より、里の行。

人間たちと生きるのが、本当の修行だよ。

まぁ、修行と思えば苦しいから、この世は遊園地だと私は思うようにしている。

楽しいものばかりではなく、お化け屋敷や絶叫マシーンもある。

苦手なものも楽しめれば、どこまでも自由だ。