表現の話6

作品と、それを作った人の人間性を分けて考えることの難しさね。

別に作品なんてレベルじゃなくてもいいよ、そこらのブログの文章でもさ。

確かに面白い文章を書く。でも、こいつの文章って所々差別発言が混じってるんだよなぁって思うと、人間的にはクズなんだろうなと感じてしまう。

そうすると今度は、文章の評価まで下がり始める。

人間性と文章力って、全く関係ないのに、不可分のものとして考えてる。

逆に、人間性は素晴らしくても、1ミリも面白くない文章を読みたいかって訊かれたら、絶対に読みたくないのにね。

何というか、表現者に100点の人間性を求めすぎなんだよな。

こんな素晴らしいものを作れるんだから、きっと作者も素晴らしいはず!という思い込みが、ダメなんだよね。

15点の人間性だからこそ作れるものもある。

人生は赤点でも、物が良ければ認められる。

表現の世界は、アウトプットされた表現のみで評価されるべき。

作品と、それを作った人の人間性は、分けて考えるんだ。なるべくね。