刺激の奴隷

1つ2つと失っていくものは多いが、最後まで残ったものだけがいつまでも取られずに生き恥を晒し続ける・・・即ち、この命だ。

生きるも死ぬも、神のさじ加減一つなので、終わるに終われない。

いや、明日にでも死ぬのかも知れんが、それは解らないし、50年後かも知れない。

50年、寝て暮らすには長すぎる。

刺激がなけりゃ、寝て過ごすのと変わらない。

今、求めているものは刺激だ。

ああ、生きてるって感じ、そのものだ。

刺激さえあれば、もう少しマシなんだが。

まぁ、ある意味、嵐の中を生きていく人生だが、楽しめる刺激が欲しいのよ。

悦楽とは、刺激。

正味な話、金より欲しいかも知れん。

刺激がなけりゃ、死んでるのと同じだからな。

生ける屍だって、朝まで踊り狂いたいのさ。