砂山の才能

結局、自分の得意なことって、砂場の砂山程度なんだよな。

見上げれば、富士山やエベレストがどーんとあって、自分って何なんだろうと思う。

自分の山が高くなれば高くなるほど、よりリアルに、臨場感をもって、自分と相手との力量の差を思い知ることになる。

なまじ才能がある方が辛い。自分の天井が手に取るように解るから。

これっぽっちも才能がない方が、寧ろ無謀に夢を見られる。それが良いか悪いかは別に考えるにしても。

プロになれず、アマに打ち負かされ、砂山は蹴り潰される。

一流のプロになれないなら、中途半端な才能なんていらない。