モブという生き方

自分が世界の主人公になる必要なんて、全くない。

例えば誰か一人の命と引き換えに世界を救えるとして、僕は誰かが名乗り出るのを待っているだけの男でいいのです。

一介のモブでいいんだよ。

ありふれた顔で中肉中背、平均的な能力、平凡な家庭、無難な仲間たち。

普通が一番だ。

ただ、ただ、普通の生き方、普通の人生が良かった。

人生にドラマチックな要素なんて、いらない。

人生の難易度を上げるあれやこれやも、起きないで欲しい。

いいじゃないか、画面から見切れているモブでも。

モブあってこそ、主人公が映える訳だし。

モブという生き方に、もっと胸を張れ。