写真の話

どうも私は、写真というものが嫌いで。

いや、純粋な記録媒体としての写真は便利でいいと思うんですけど。

芸術気取りの写真が、どうも好きになれない。

よくある質問で、例えば溺れている人がいたとして、その時あなたはカメラマンとしてまずは写真を撮りますか?写真を撮る間もなく助けに行きますか?みたいなので、普通に写真を取ってから助けに行くみたいに言っちゃうのが、どうも許せなくて。何でもそうよ、火事でも地震でも津波でもさ。人命よりもまずは記録を優先してしまう、その愚かしいまでの職業病が腹立つ。

そりゃ、あんたが助けに行かなくても、他の誰かが助けに入るかも知れないし、その方がいい場合もあるけど、もちろん逆のケースもある訳でしょ。その一秒・二秒の遅れが最悪の結果に繋がるかも知れない。

戦場カメラマンとかも、ただの自己満足だしさぁ。お前らが敵に捕縛された後始末を国にやらせんのかよ?

以前にも書いたけど、日本は年間で3万人も死んでいる自殺大国。見えない敵と戦っている内戦状態。まずは自国のことを気にかけて下さい。あなたのすぐ近くにいる人に手を差し伸べて下さい。遠い異国の地よりもね。平和というのは、隣にいる人を幸せにすることから始まるのです。その限りない連鎖が世界平和というものです。

なので、私は基本的に表現作品というものは全て好きなんですけど、写真は嫌い。まぁ、実写の映画やドラマも嫌いなんだけど、それについて今回は置いておく。