人の成長スピードって、結構まちまちだと思うんだよねぇ。
まちまちなのに、社会はどんどん枠に嵌めてきて、その時に上手く嵌らなかった奴は落第者扱いで、もうポイーですよ。いらない子同然だもんな。
時は待ってくれない。社会も待ってくれない。
器用な奴は楽して通り過ぎたことも、成長スピードの遅い奴は、それから何ヶ月・何年も経ってから、ようやくその位置に辿り着ける。何て理不尽なんだろうな。
一生辿り着けない人もいるだろうに。
生涯到達できなくても、人はそれでも日々成長していく。
少しずつ、少しずつ、新芽が太陽を目指して伸びていくように。
あの光にまで手が届かなくても、あらん限りに手を伸ばし続けるのだ。
とっくの昔に切れたゴールテープに向かって、例えどれだけ時間を要しても。
無様だと知りながら。
愚行だと解りながら。
それでも進む。
一歩でも先へ。