一日千秋

たのしいとき、うれしいときが、ないわけではない。ごくごくわずかといえどだ。

むしろそういう時間があるからこそ、ないときの時間が永遠にも等しい感覚になる。

一日千秋、そういうことばがある。まさにそのとおりだ。長い、あまりにも長い。

誰かに、自分だけをみてほしい。

誰かが、自分だけのものになってほしい。

誰か。

誰か。

いつか、誰か。

いつか誰かが、俺を救ってくれるはず。