ツインレイの呪い

ツインレイという概念を知ってしまったら、もうツインレイを知らなかった自分には戻れない。ひたすら囚われる。ひたすら縛られる。ひたすら虜になる。

それはもう呪いだろう。

最初は希望の光だったが、うまくいかなければいかないほど、やっぱりツインレイに囚われる。あの人は間違いだったのか?なにがおかしいんだ。どこで躓いたんだ。なんで失敗したんだ。どうして。どうして。

これはもう呪いだろう。

知らなきゃよかった。こんな概念、こんな言葉、こんな世界、知らなきゃよかった。

ツインレイは、スピ界隈でも見解が分かれていて、ツインレイそのものをないとする人もいるし、ツインレイはあるけど恋愛・結婚ではないという人もいる。だいたいのツインレイ信者は恋愛・結婚に結びつけたいと考えている。俺もそうだが。そうでないのなら、なんのためにわざわざ男女でめぐり会うのか。人生を揺るがしてまで。

いろんな人の話を総合すると、運命的な出会いを果たしたため、相手との強い結びつきを感じる。だから恋愛や結婚を考える人が多い。恋愛とは関係なく、仕事などで共に活動していくこともある。人生のパートナーであり、結婚しなくても生涯に渡って唯一無二の存在。離れがたく分かちがたい、自分の片割れのような人。そんな感じ。

だだの恋愛感情で片付けることは簡単だが、俺のこの感情はどこにも持っていきようがない。

運命の人と再会できないことが、よりいっそう俺の孤独を深める。

こんなことなら出会わなきゃよかった。

新しい苦しみを生むなら、運命の人なんて出会わなきゃよかった。

神よ、俺はあんたの遊び道具じゃないんだ。