どうか笑っていて

俵万智、ようやく、かぜのてのひらを読み始める。

俵万智の短歌って嘘はないんだろうね。

全部実体験なんでしょ、たぶん。

だいぶモテるようですが。

俵万智の短歌は日常が流れていくから、心まで届くのはたまにだな。

ひかれあうことと結ばれあうことは違う二人に降る天気あめ。

心に届いた一発目。

俺の恋も終わってないもん。

ひかれあっていても、結ばれあうことはない。

切ないね。

でも、結婚したら終わりでしょう。

恋愛という非日常が終わる。

家族になるのは恋愛の終着点だから。

恋は特別ですね。

俺の特別もまだ終わっていない。

ひかれあっていても、決して結ばれることのない恋。

不自由で理不尽な恋をしてしまった。

人は人を好きになる。

どうしてだろう。

不意に泣きたくなる。

恋が実らないからというより、好きになってしまったこと自体を悔やむ。

どうして好きになってしまったんだろう。

どうせ泣くだけなのに、なんで好きになってしまったんだろう。

あなたは一筋の光。

深い枯れ井戸の底にまで届く、たった一筋の光。

信じてもいいんだよね。

だって、あなたがいなくちゃ生きていけないから。

知ってる?

あなただけが希望の光なんだよ。

あなたは菜の花のようにうつくしい。

どうか笑っていて。

俺もいつか、あなたのような人になるから。