干からびた犬

舞いあがれ!の話。

筋肉量を下げずに5キロ落とすという無理難題に挑戦中のヒロイン。

しかし、ばーさんから届いたあんずジャムの誘惑には勝てないのであった。

バイト先の飲食店で、ケーキを配膳したら思わず腹が鳴り、子供に「食べる?」と言われる始末。

営業成績が最低の貴司は、自分を干からびた犬だと称する。

けれど、古本屋の八木は、苦しい時こそ詩が生まれると励ます。

ヒロインの減量は順調に進んでいるようだが……。

つづく。

あのよ、家族よ。

娘が死ぬ気で減量しているのに、あんずのジャムパンを食わそうとすんなよ。

俺さ、ジャムパンが好きすぎるから、あえて過食の時は何もつけずに食ってる。

腹が鳴るヒロインに、食べる?とか言ってくれる幼女、可愛すぎワロタ。

貴司は詩が好きな、内向的な人間なのにさ、営業なんかやらされちゃってさ。

システムエンジニアとして入社したのにさ、喋らなくていいと思って。

まぁ、人生そんなもんだよね。

干からびた犬も、ジャムパンにありつける日がきっと来るさ。