波のように、不安は押し寄せる。懸命に築き上げた砂の城を、少しずつ浸食していく。月はただ闇を照らす。真っ白な雪は失ってしまった何かを思い出させる。星々は遥か遠い光を届ける。めぐり続ける、悲しみの歌。この宇宙が最後に見る夢が、どうか幸福なもの…
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