2010-02-04 真夜中の渚 波のように、不安は押し寄せる。懸命に築き上げた砂の城を、少しずつ浸食していく。月はただ闇を照らす。真っ白な雪は失ってしまった何かを思い出させる。星々は遥か遠い光を届ける。めぐり続ける、悲しみの歌。この宇宙が最後に見る夢が、どうか幸福なものであるように。