起こらないから奇跡っていうんですよ

図書館には縁が無いのかもしれん。

今日は台所まわりの掃除をやった。何事もそうだが一度スイッチが入ると、私は徹底的にやらないと気が済まないタイプ。

なので、かなりマジに取り組む。

自分の部屋はどんだけ汚くても構わないのだが、皆が使う場所(家以外の公共の場所でも)が汚れているのは無性に腹が立つ。

そういう風に思わない奴は、要するに「自己中心的」な奴。

自室の状況は、精神状態と比例するとはよく言ったもんだ。以前に比べてかなりマシになったからな、まだ完全ではないが。

グレイス・ペイリーの『最後の瞬間のすごく大きな変化』を読了。

村上春樹の訳で読んだので、非常に読みやすかった。彼の作品には賛否あるだろうが、魅力的で読みやすい文章という点においては、誰もが認めるところだろう。

作者のグレイスは生涯で3冊しか小説を書いていないのだが、その存在はアメリカでは圧倒的なものらしい。てな訳で読んでみたのだ。

ん〜久々に、グッジョブ!!と声高々に叫びたくなるような一作。

これくらいの手応えは、各分野で一年に一作出逢えれば良い方。

外国の小説はあまり今までピンと来るものがなく、感性が合わないのかもと思っていたが、今回は絶好調。プラス、外国の女性作家の小説を初めて読んだ。彼女の作品残り2冊も、ぜひ読もうと思う。

しかしアレだ。ゲームやってる時期は小説が読めないし、小説読んでる時期はゲームが出来ない。どっちも目が疲れるんだな、目の使い方が正反対だから。

想像力の貧弱さが叫ばれて久しいが、要するにそれは小説を読んでいないからだと思う。

小説を読むということは、自分自身と対話することに等しい。

自分のことが解らない?それなら小説を読め。