一方通行な人間、その1

昨夜11時頃、メールによって熟睡中の私は叩き起こされた。

内容は「今日は誰ともメールしてないから、もしまだ起きてたらメールしよう」というもの。

目が覚めてしまった以上、再び寝られる訳も無い。起きてたらってか、それによって起こされた私はメールに応じる。

で、数通のメールのやり取りの後、電話で話すことになった。

しばし互いの近況報告をし、話題は相手がメールしている女子高生の話しになった。

彼は実際に彼女に会ったことはないのだが、知り合いを通じてメールをやり始めたとのこと。

そして、以前は1日に何通もメールが来ていたのに、今は1通来るか来ないかなのだという。

彼が言うには、彼女は体調を崩していて学校も休みがち。どうやらその理由は、学校での人間関係による精神的な疲れからくるもののようで、そのせいで自分へのメールも少なくなったのだと。

で、彼はそれを心配してメールを送る訳なのだが、「心配しなくいい」という返事が返ってくる。だが彼は、思いつめている人間は誰もが「心配しなくてもいい」という返事を書くはずと、いいと言われても心配メールを送り続ける。

彼はメールよりも電話の方が想いが伝わりやすいからと、電話で話したいと言う訳だが、「電話は嫌だ」と番号も教えてもらえずに断られる。

で、俺はどうすればいいんだ!?と彼は私に問うたので、私はお前はこれ以上何もする必要はないと答えた。

何故なら、彼と彼女はメールによってのみ成り立っている人間関係であり、実際に電話番号さえも教えてもらえていない。

つまり、その程度の信頼関係しか築けていない人間が「彼女が心配なんだ、助けたいんだ」と思ったところで、何が出来るんだと。

悩みというのは誰にでも言えるものではない。それを相談できる相手は十分な信頼関係が成り立った相手に対してだけ行われるというのは、ある種の常識である。

が、彼のスタンスは「友人関係というのは親友だなんだと順位をつけるものではなく、みんな同じように接するべき」であり、それゆえ彼女に対しても旧知の友人に対するがごとく接しようと言う訳だ。

・・・おっと、当ブログ初の一回で書き切れない話になってしまったw

てことで、その2に続きます。