もう一度

漢検を受けに九段下へ。

靖国神社が試験会場の目と鼻の先なので、行く前に祖国の為に散った先人達に手を合わせる。

鳥居の大きさといい、荘厳な雰囲気の漂う別世界のような佇まいだな、あの場所は。

で、試験。例の問題事前流出の関係で、無料でもう一回受けられることになった訳だが・・・。

う〜ん、前回よりは善戦したけれども・・・うーむ。

漢検の勉強をしている時から思ってたし、教習所の学科に落ちた時も思ったが、やっぱ私は暗記とか頭使う方は向いてないんだろうな。

もちろん教習所は徹底的に受かるまでやるけど、漢検はこれ以上やると漢字そのものが嫌いなりそうだから、もういいや。

なんつーか、方向性が見えてきたよ今後の。

乙一の『暗いところで待ち合わせ』を読了。

前に乙一を知らないと言ったら驚愕されたことがあって、そんなに有名なら読んでやろうじゃねーかってことで、乙一初挑戦。

最近映画化もされた今作。とりあえず題名のセンスが良かったのでセレクト。

彼のテリトリーは本来ホラーなようなので、今回のはかなり素直な作風なのかな。オーソドックスな純文学風に仕上がってる。

先月から読んでたのだが、やけに文章が淡白でテンポが悪かったので途中で止まってたのを、久々に開いたら「んっ!?」って感じで一気に読んでしまった。

いやー、久方ぶりに小説で泣いた。ちょっと現状の自分と重なるところもあって、心に響いたね。

“一人で生きていけるというのは、嘘だった”

たった一人で生きていくには、この星は広すぎる。