色々な形に変わるから、他にも自分にも解らなくなる

夏目漱石の『道草』を読了。

いやはや、凄すぎる・・・。

今まで個人的には『こころ』が文学のトップだったんだが、それを超えた。

夏目漱石を超えるのは、夏目漱石だけだったか(ドラクエの謳い文句のようw)

ネタでも何でもなく、読みえ終えた後に「参りました」って口に出して言って頭下げたからね。並みの文学だったら、100冊分に相当する価値あり。

漱石の作品は、ホント古く感じない。平成の時代に読んでも新しい。当時としては、前衛的過ぎるんじゃなかって程に。

これが文学だよなぁ・・・って、つくづく思う。

いつの世も変わらぬ悩みは、人間関係と金。

意味も無く、当ても無く、本当に向かうべき場所がどこかにあるはずだとは思いつつも、ただ歩いていく。人生とは、まさに道草そのもの。